標本 (ハチ)
チョパ日記19でも番外編(だってゾロもナミもこの時忙しいから)
人身売買会場で争乱の最中。
「すまねぇな、お前らホントに良い奴らだナ・・」
「しっ口をきかなくて良いよ」
「けど、お前にはさっきも手当てして貰ったのに・・」
「それこそ気にすんなよナ!俺は医者だから!」
「うっうっ・・・」
「生きててくれて本当に良かった」
「ううっ・・・」
優しい言葉に銃弾の痛みも呼吸の苦しさも少しだけど癒される。
チョッパーの顔はキラキラと輝き守護天使のようだとハチは思った。
「それに俺、魚人の気管の構造見たかったんだ!
この間みたいな只の外傷じゃなくって今回みたいにお前が真っ正面に撃たれてくれたから外からでも中味も充分見れたし、吹っ飛ばされたその中味もここにあるからちゃんと見られたし!!
な!研究しておくからなっ!
早くホルマリンに漬けたいなぁ。
顕微鏡で見たらどんなかなぁ!
だからこれで充分満足だよ!!」
彼の小さな蹄の上に、赤く染まった肉片一つ。
その上に輝くきらきら純粋な瞳が覆い被さってくる。
「!!!!!!!!!!!!!」
彼の言葉によればその瞬間、ハチの視界にはそれは綺麗なお花畑が浮かんだという。
@小声「にゅ〜〜俺。本当に助かるのかなぁ?」
@大声「おうっ!!まかせとけっっ!」
任せて良いのか微妙に疑問な天然黒チョパ
>> DATE :: 2008/07/30 Wed