03



「サンジ君、ごちそうさま」
「あれ?もういいの?」
「うん、最近ちょっと太ってきちゃったから少しダイエット」
「そんなっナミさんのスタイルはいつも完璧ですっ」
「けどほら、腕とか・・それに最近洋服の胸が少しきついのよ」
柔らかい仕草で軽く強調される形よい胸には見惚れるものがある。ましてや女の子大好きならなおのこと。
「マッサージでよければ喜んで!」
ナミはにっこりほほえんで軽く手を振って席を立ち部屋を後にする。
「オーーイ腹減ったぞーー!」
「お!儲け!」
ウソップと一緒に遊んでドアから入ってきたばかりのルフィの腕がすでにテーブルの上に延びている。
「ナミの奴もう終わりか?落ち葉は集めておいてやったぞ。」
ウソップの声かけにも軽く手を振ってナミは部屋を後にした。
「口になんか入れてんのか?あいつが喋らないなんて珍しいな。」
「航路の計算を図書室でやっておくとおっしゃってましたよ」
ヨホホと笑いながらバイオリンは緩やかな音色を奏でる。
「それより船長がお揃いですのでお早く肉のほうをだしていただきたいのですが。」






◎ そういうところも、その



他人を使って自分は楽したいと言いながら
自分に妥協しない意地っ張り
綺麗な所も汚いところも、まぁ気に入ってる


back // next