魔女
いきなり殴りつけられて、目が覚めた。 しまったまだ生きてやがったかそれにしても殴るなんて妙な話だあいつなら殴るよか斬ったほうが早ええだろうしそもそもあいつは動けねえはずだあいつが気づいたんなら俺だって目が覚めるいや今覚めたには覚めたが殴られるのは違う俺はまだ生きてるし殺したいんなら首を落とした方がいい殴るのは殴るのは、 (いつも俺を殴ってばっかりなのは) いろんな思いが一気に胸にあふれ、顔を上げたら女が座ってこっちを見ていた。 そう。殴るのはいつも、この女だ。 「……なんだ、てめえか」 そう呟けば、ナミはむっとしたのか視線を険しくする。 「そうよ、悪い?」 「いや……、別に」 頭だけもたげて周囲を見渡す。ナミ以外に人影は見あたらなかった。 確かもう一人がナミの方に向かったはずだったが、それはどうにかなったらしい。 安否はここにいる以上聞くまでもないし、勝敗も同じく尋ねなくていい。怪我……はしてるようだが、命に関わる様子でもなさそうだ。とりあえず、安心して起きあがろうと腕をつく。 そこでようやく、「別に」で済ませていい問題とそうでもない問題があることに気づいた。 「ちょっと待て。何いきなり人のこと殴りやがんだ、てめえは!」 「あんたがグースカ寝てるからでしょ! 人がせっかくこうやって駆けつけてあげたっていうのに、あんたは戦況なんてお構いなしに昼寝! 緊張感とか、現状把握とか、時と場合とかいう単語知らないわけ!? せめて起きあがって、宮殿を探してたりするほうが可愛げがあるってもんなのに」 「おい、てめえ。人の具合見てからものを……」 何とか反論の糸口をつかもうと口を開けば、女は鼻でせせら笑う。 「ああ、具合ね。見たわよ。勝ったんでしょ。それとも相打ちで、あんたは瀕死の重体なの? みんなで宮殿に向かうっていう『約束』も守らないで、バロックワークスの一味に『負けて』、『最強』にもならずにここで真っ先に朽ち果てていくの? そりゃもちろん止めやしないけど」 どうしてこの女は、こうポンポン俺が気にする言葉を出せるものなのか。ナミは嫌みったらしくまくし立てる声を少し落とし、腕を伸ばして俺の頭をくしゃりと潰す。やや真剣な表情で首を傾け、俺の顔を覗き込んだ。 「それならそれで、ゾロ」 「……なんだ」 「遺言。一語100ベリーで聞くわよ」 「やかましい! 勝手に殺すな! 第一、こんなのかすり傷だ!」 身体の限界も聞かず意地だけで起きあがれば、『かすり傷』の痛みが全身に走り、息が出来なくなった。とびきり目の粗いヤスリで全神経を直接削られているような激痛と、天と地が一緒くたになって俺の中へ飛び込んでこようとする目眩の泥沼に突き落とされる。 これはヤバイ。 思ったが、立たなかったら女がまた何か言い出すだろう。それはしゃくだったので、何とかごまかしながら瓦礫伝いに身体を起こした。比較的大きく残っていた城壁に腰掛けて、体裁を整える。 ナミは安心したのか心配してるのかよく分からない、真面目な顔で俺を見ていた。相変わらず座ったまま、瞳だけこっちに向けている。心持ち緊張した表情に、ようやく俺は尋ねるべき事を思い出した。 「状況は?」 「悪いわよ。相変わらずね。でもまだ間に合う」 「……そうか」 ここへ来た理由を目裏に思い浮かべる。あの娘はまだ戦っているんだろう。この戦乱を何とかくい止めようと、青い髪を振り乱して涙を堪えて必死になっているんだろう。一人きりで。 早く行かなきゃな、とようやく素直に思った。おそらく他の連中だってそう思い、今走っているところだろう。女の言うとおり、ここでゆっくりしている場合ではない。 まだ右手に持っていたままだった手ぬぐいを腕にくくりつけ、歯と右手でぎゅっと縛った。立ち上がる。今度はそれほど痛くなかった。傷口はさすがにふさがってないが、血は止まっている。いい兆候だ。 刀を一本しか持っていないことに気づき、気配を探った。戦闘中じゃないせいか、それほどはっきり判らなかったが、それでも刀は簡単に瓦礫の下から見つかった。あるべきものをあるべきところに納めて、呼気を整える。 ようやく、事態は見えてきた。俺たちは勝ったが、まだ勝ってねえ。勝つためには、もう少し足掻かねば。 「……行くか」 応える声が当然あるだろうと思いつつ、二、三歩歩いたところで、足を止めて振り返った。女は立ち上がりもせず、応えもせずにこちらを見ている。 「何やってんだ。早く来いよ」 「立てないの」 「……はあ?」 「立てないの。見てよ、この怪我」 指さす方向には、座り込んだままの女の足があった。確かに血まみれで、布で縛ってはあるものの既に血がにじみ、ひょっとして足の裏まで貫通しているんじゃないかとさえ思われる。酷い怪我だ。平然としてるから気づかなかったが、どうやら戦闘は大変なものだったらしい。 「何か、言うことは?」 口を半開きにして、考える。痛そうだ、と言ったところで痛いのが治るわけでもない。大丈夫か、と言っても生きてるんだから大丈夫に決まってるし、手当しろ、と言っても医者がいる訳じゃない。 その場限りの慰めなんて言うだけ無意味だし、ましてや同情なんて柄じゃない。治るのも治らないのも、要は時間の問題だろう。俺が出来ることなどない。仕方ないので、肩をすくめた。 「……それだってかすり傷だろーが」 かすり傷だと思ってた方が気が楽になる、との意味で吐いた言葉に、気のせいだろうか。航海士の顔が思い切り険しくなった。声まで低くなった気がする。 「あんたと一緒にしないでくれる? わたしは、怪我したら痛くて泣いちゃう一般人なの。けが人なの。か弱いの! 何かしてあげたいとか思わないわけ!?」 しばらく頭をかいて、女の言外の請求と自分とで妥協点を探し、しぶしぶ腕を出した。ナミはつきだした拳ではなくて、まっすぐ俺を見つめ、視線だけで続きを促す。 「ほら。立てねえんだったら、掴まれよ」 「ゾロ、あんたもバカよね。立てないっていったら、立てないってことよ。あんたのぶっとい腕一本で立てるわけがないでしょうが!」 「バカは余計だ。大体、てめえ。立てねえっつーんなら、どうやってここまで歩いてきたんだよ!」 ぶち切れそうなのをぎりぎりで我慢してる声音で睨みつけるが、この女に限り動揺のかけらもみえない。逆に威張りくさって頭を反らした。 「仲間を思う気力だけで来たに決まってるじゃない。なんて仲間思いの優しい人なんでしょうね、わたしって。ほら、復唱!」 「だれがするか! だったら城まで這っていけ!!」 びしっと城があるはずの方向を指させば、ナミは鼻白んだ顔で俺をねめつけ、逆の方向を指さす。 「宮殿はあっちよ、迷子くん」 つくづく、憎たらしい。 置いていってやろうかと思えば、その雰囲気を察したのか、女はにっこり笑って両手を差し出してきた。短からぬつきあいだから判る。こいつがこの顔をするときは、ろくな事がない。 「ということで、だっこ」 「……はあ?」 「わたしは立てないし、あんたは迷子でしょ。だから、あんたがわたしをだっこして行けば一件落着じゃない」 何処がどういう風に「一件落着」なのか、聞きたい気もしたが聞いたら最後だ。これもつきあい上、よくわかってる。ましてや、言うことを聞いてやったらそれを盾に今度は何を請求されるか判ったものじゃないってことも。出来うる限り、この女に貸し借りの類は作りたくないものだ。 ふと自分の身体を見下ろし、断るいい理由を思いついた。 「残念だったな。背負うならまだしも、それやったらおめえも血だらけだぜ」 ぐっしょりと血が滴るほど赤く染まったシャツを指さす。踊り子の衣装を気に入ってるナミのことだ。せっかくの衣装に血がつくと思えば、考え直すに違いない。 が。 「そうか。それもそうね」 やけにあっさり納得した後、女は罠にかかった獲物を検分する捕食者の笑みでにたりと笑った。 「じゃ、おんぶでいいわ」 「……あ?」 冗談ではなく、全身刃物男に切り刻まれていたときより激しい衝撃が脳髄を襲う。真っ白になったと言っても過言ではない。見事なまでに俺の足下をすくい上げた女は、とどめとばかりに笑みを深くした。 「おんぶならいいんでしょ? 今、そういったわよね」 「いや、それは……」 「言ったわよね?」 確かに、口は滑ったが。 「だから、それでいいってわざわざ妥協してあげてるんじゃないの。まさか、一度口にしたこと撤回なんてしないでしょ?」 砂塵に混じり、何処か遠くで砲撃の音がした。怒濤のように押し寄せる反乱軍の咆哮は、腹の底に響き時がないことを知らせる。が、それはそれとして俺は目の前の女から目を離すことが出来ない。 それはあたかも、蛇に睨まれた……という奴を体現しているが如く。 琥珀の輝きを閉じこめた瞳が、形だけは可愛らしくゆっくり瞬きした。 「しないわよね?」 その光の奥に俺は、閉ざされゆく牢の音を聞く。 それでもなお反論の場所を求めて視線をさまよわせると、ナミは鼻の付け根にしわを寄せ考え込んだ。続いて、ぽんとわざとらしく手を打って、無邪気で可憐で天使の如く、どこぞの料理人なら花を飛ばして悶絶すること間違い無しの笑みを口元に浮かべる。 「それに大丈夫よ、ゾロ。安心して」 「……何を」 あからさまに警戒する俺を見つめたまま、ナミは人差し指を立て、擦り傷が残る頬に当てた。 「まさか、あんたが出足とちったこととか、裏声使ってビビの真似してたこととか、あっさりわたしを見失って迷子になったあげく、不必要にわたしを危険に晒したこととかは……」 天使の微笑みは、女神のそれと見違うほどに神々しいものになる。明るくて優しげな声は、甘く、とろけるほど艶やかだ。 「黙っててあげるから♪」 ────もしこれ以上、刃向かえるやつがいるならお目にかかりたい。 完璧に計算し尽くされた笑みと共に、重々しい音を立て扉は閉まった。目を閉じると、狭く暗く重苦しい牢獄の中で、身もだえする自分が見える。つう、と冷たい汗が背中を伝う。 ────頼む。 誰かいっそ、殺してくれ。 「ゾロ?」 「だーもう! やりゃあいいんだろうが、やりゃあ!!」 「そうよ。すればいいのよ、すれば」 勝ち誇る顔を見ずに済むよう、後ろを向いてかがみ込んだ。 「ほら、さっさと乗れよ」 「あんたって、いまいち態度でかいのよね」 「運んでもらうくせに、何偉そうに歌ってやがる!」 なおも小声でぶつぶつ言いながら、よじ登ってくる身体を支えて起きあがる。思っていた以上に軽い。まあ、この分なら何とかなるだろう。揺すりあげると、ナミが小さく呻いた。痛みを堪えるためか、シャツを握るのを感じる。 怪我が酷くて立てない、というのは事実らしい。そのくせ、素直に助けを求められないのがこの女のこの女たる所以なのか。 頭の中で準備した100万のぼやきをため息一つに押さえて、俺は背後に声を掛ける。 「ほら、しっかり捕まってろよ。振り落とすぜ」 「落としたらバラスわよ」 その「バラス」が殺す、という意味なのか、さっき言ったような事をばらす、という意味なのか聞きたかったが、まあ多分両方の意味だろう。女が棍を片づける音がするので、準備は出来たか振り返って確認する。 否。確認しようとしたその時、ちょうどタイミングを合わせたかのように、ナミはするりと俺の喉元に腕を絡めてきた。 「……っ!」 反射的に息を呑む。 タイミングが悪かった。 振り返ったのは、失敗だった。 気づいてしまったのは、この世で一番最悪の出来事だった。 いきなりゾクリと皮膚が泡立ち、心拍数が跳ね上がる。そんな場合じゃないと判ってはいるのに、目がただ一カ所に吸い寄せられてどうにも動かない。 まずい。 目の前にはナミの、魚の白腹にも似た健康そうで柔らかな二の腕。 この、信じられないくらいの白さときめ細かさはどうだろう。この女の腕なんて、普段から見慣れているはずなのに、遠目で見るそれと、今、実際に絡められたのとでは話が違う。しかも、僅かに走る擦り傷やその奥の火照りが瑞々しい美しさを一層引き立てているのだ。首に感じる柔らかさと暖かな息づかいが、動揺に拍車を掛ける。 思えば、頬と頬がふれあってもおかしくないほど、顔が近い。 見ない方がいいと自覚しつつ目線を二の腕の先に延ばせば、自分の短いまつげさえあたる位置にナミの唇がある。端が切れて赤みが増した、形のいい唇とそれに続く顎から首にかけてのライン。 たちまちの内に余計なことばかり思いつく脳が、さっきのナミの姿を描いた。 大サービスとばかりに、というか、男と明らかに違う身体の線を強調する以外に目的などない可憐な衣装に身を包んだ彼女の姿を。しかも、たった今見たそれは分かれる前と異なり、申し訳程度に隠していたはずのベールが裂け、必要以上に豊満な身体を惜しみなくさらけ出しているのだ。 意識するまでもなく、背中に当たる二つのふくらみはアレだろう。他の女より2割以上は増量された、普通の健康的な男なら誰だって、一度や二度や三度じゃ飽き足らないほど触ってみたいと思うに違いないアレだ。それが今背中に密着している。 さらにどうでもいいことなのに、その下にあった蠱惑的なくびれやちょっと彫刻刀で彫った感のあるおへそまで生々しく思い浮かんだ。それもまた、当然の事ながら背中にくっついているわけだ。 一度意識してしまえば止まらない。触れあっている暖かさが、いきなり火を抱えているかのように熱く感じられた。身体が硬直する。うなじから全身にかけ一気に立ち上がった産毛から、先ほどとは異なる汗が吹き出してきた。 慌てて視線を下に逸らせば、すんなり伸びた女の足がこれまた普段よりも先までめくれ上がり、犯罪的なまでに白い。その足に自分の太くて日焼けした腕が回されていて、余すことなくなめらかな感触を伝えてくれる。頭の中で俺が叫べば叫ぶほど、逆に気になって目が離せない。 ぶらぶらしてる膝小僧はすり切れていて、血がにじんでいる。ただ綺麗なだけでなく、その戦闘の跡は同情を誘いながらも扇情的で、痛々しく且つ刺激的で─────。 これは、完璧間違いなく未だかつてないほど究極的に、色々まずい。 「おい、あんまりくっつくな」 ようやく絞り出した声は、風に紛れ情けないほどすばやく消えた。聞こえなかったのだろう。ナミは更に身体を密着させて、俺の首筋に息を吹きかける。鼻先をくすぐるのはオレンジの香り、香水の匂い、ナミの匂い。 「何か言った?」 「……っ!!」 頭の中が真っ赤に爆発して、まだ身体に残っていた血の大半が音を立てて顔に集中した。神経が何本か切れた音が聞こえたような気がする。悲鳴を上げなかったのが奇跡だ。多分、いや絶対ナミにだってその破裂音は聞こえてしまっただろう。 「うわっ、バ、バカ! それ以上、近づくんじゃねえ!!」 俺はひっくり返った声で絶叫し、そのまま猛然とダッシュした。振動が傷口に響くのだろうか。ナミはこれが限界だろうと勝手に思っていた限界を一歩も二歩も進めて、しがみついてきた。 耳元で、思い切り苛立たしく絶叫する。 「ちょっとゾロ、速すぎ! けが人には気を遣いなさいよ!」 (遅くできるか、バカ野郎) おかげさまでもっとはっきり判るようになった、背中に当たる感触の柔らかさは考えないようにして、俺は必死で傷の痛みと歩数に集中した。口の中で小さく呟く。 「……俺の方が気ィ遣って欲しいくらいだぜ」 「はあ!? 何か言った!?」 (くっつくな。息がかかるだろうが。もちっと離れろ。見えるとこにいるな!) 言いたいことは山のようにあったが、喉の奥でせき止めた。どう考えたって、最悪だ。揚げ足取られるに決まってる。俺は半分だけ振り返り、ことさら何も見ないように焦点をずらしつつ、思い切り声を荒らげた。 「だから! 俺の方が重傷じゃねえか、っつってんだ!」 「なによそれ! わたしはね、けが人なのよ! 立てないの!」 憤然となった女はぎゃんぎゃんわめき出す。適当に怒鳴りながら、足を一段と速めた。女が何か気づく前に降ろす以外に、今の状況から救われる道はないのだ。それだけをただ念じつつ、俺は砂の街を疾走していった。 ***** 「……おい、あれか?」 連中を見つけたとき、正直かなり息は上がっていたが心底ほっとした。 「みたいね。みんなは?」 「そりゃいるだろ」 立ち止まって力を緩めると、女は簡単に地面に下りる。背中がすっと涼しくなって、安堵すると同時に少しだけ残念にも思い、慌てて首を思い切り振った。 目眩が酷くなった。 ナミは俺の肩を叩き、伸びをする。 「おつかれ」 「……ああ。もう二度としねーぞ」 「役得だって思ってるくせに」 「誰がだ!!」 精一杯の迫力で否定するのに、女は取り合わないまますたすた歩いて連中のいる方向へ向かう。俺は思いきり違和感を感じて、顔をしかめた。 ちょっとまて。 「歩いてんじゃねえか、てめえは!」 怒鳴りつけると、ナミは振り返る。何を今更、といわんばかりに目を丸くして腕を広げた。 「あらやだ、ゾロ」 悪戯をばらす時のガキの顔で、唇を横に引く。 「わたし、立てないって言った覚えはあるけど、歩けないって言った覚えはないわよ?」 「────……っ!?」 もはや言うべき言葉も思うべき単語すら浮かばず硬直し、顎をはずして立ちつくす俺の目の前で、ナミは棍を組み立て直しひと振りした後、「ウソップのやつ……」などと小さく呟いた。 細かい事情など、俺は知らない。 何があったのか、これから先も聞くことなんてないだろう。 しかし、ミイラ男然としたウソップの後ろ姿を見るなり、俺に勝るとも劣らない速さで駆けていった女の後ろ姿に。 俺は。 目をきつく閉じて。 深く。 もっと深く。 更に深く空気を求め。 叫んだ。叫ぶしかなかった。 「立ってるじゃねえか、おめえは!!」 ウソップにとどめを刺し、全員の無事を確認した後。 化け物より化け物らしい悪魔より悪魔に近い狡猾な女は、思い通り罠に嵌った哀れで愚かな獲物の遠吠えを聞き、この上もなく不敵な笑みを唇に刷いた。 「────それで?」 この女を顕すのに、それ以上相応しい言葉を俺は知らない。 (魔 女) END 10000番ゲットのかるらさまへ捧げます。 これのどこが「双方ともにおバカなゾロ&ナミ」かとかは聞かないでくださったらいいな…vと願ったりなんだり(汗)。実を言いますと、おんぶネタはちょっと前に思いついてまして、かるらさんへの捧げもの小説にしようと思っていた矢先、原作に先を越されてしまったのです。あああ、「ナミをおんぶして照れまくるゾロっていいわよねーvv 何と言っても滅茶苦茶おいしいし。最近お気に入りなのよ、真っ赤になるゾローvvv」とか思ってたのにー(泣)。 で、かるらさんにおそるおそるお尋ねしたところ、こっちでもいいと快くご承諾いただきましたので謹んで捧げさせていただくことにいたしました。かるらさん、ありがとうございます! ちなみに、このゾロは出足で失敗してます。成功したゾロはひろひろさんが書いてくれました。うちのゾロももうちょっと気が利けばこんなことにはならなかったかも…。 |
私は『こっちがいい』と申し上げました。(かるら) 前半の捕食者の癖に天使の笑みのナミさんも捕まって騙されていくゾロも可愛いんですが。 やはり真骨頂“赤面するゾロ!!” 誰も止めません。 おはぎさんのゾロ視点のナミってとても柔らかくて美味しそう。剣豪じゃなくてもやバそうです。 素敵な198.5話を 私のために!!! ありがとうございます。(感涙) |
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