「日焼けな小話」
この暑いのに足元で大鼾をかいている男が一人。
まったくこの強い日差しの中でよく寝てられるわよね。
Tシャツ焼けしそうだわ。
いっそビキニでも着てみかんの手入れしようかな?
そうだわサンジ君にお肌に良さそうなビタミンCたっぷりな料理でも作ってもらおう。
それにしてもこの男よく寝てるわね。
今日なんかばっちり焼けそうなのに。ふ〜ん そうだv
何かを思いついた悪戯な笑みを浮かべるナミ。
それから数時間後。
昼寝から目覚めたゾロは喉の渇きを感じてキッチンに入って行った。
「おい クソ腹巻、テメエ顔に何つけてるんだよ」
「ああん?人の顔見ながら笑ってるんじゃねえよ」
「ほう てめえ気付いてねえのか。へえ」
「んだと」
「鏡見てみろってんだよ、ほら」
サンジに言われて部屋の隅にあった鏡を見て目を剥くゾロ。
そこに「サンジ君喉乾いたんだけど飲み物ある?」とナミが入ってくる。
「ナミっ!! テメエ何て事しやがったんだ」
「キスマークv」
頬に唇の形に白くきれいに浮き出ている。いい色に日に焼けたようだった。
ゾロのそんな顔を見て笑いながら、サンジからスペシャルドリンクを受け取るナミ。
「ナミさん。今度は俺にもつけて下さいよ。ぜひ直にvこの辺にv」
「サンジ君は日に焼けないで赤くなっちゃうでしょ」
「このヤロウ…」
「私に遊ばれてるの気付かないで寝ているほうがトロいのよ」
「レディに手を上げるって言うなら俺が相手をするぜ、クソ剣士」
「覚えてろよ」
捨て台詞を残して去って行く未来の剣豪であった。
次の日はお約束通りリベンジにあったナミが暑い中襟がつまった長袖で過ごす姿が見られた。
「ナミさんのキスマークvv」付の剣豪!
見たいです!ウソップに是非着色をお願いしたい。
(でもお約束のリベンジは3倍返し)
サンジは焼けないって辺りも共感してしまいました。
えみさんが「リクで小話書くよ!」と言って下さったんで
諸手をあげてのNo.2(??オカマッ!!??)
変なリクに可愛くありがとう。
上のキスマークから戻って下さいね。