wj 572 “The Times They Are A-Changin'”

正直。先週はじーちゃんで今週は親父さん。

絶対にルフィとエースは助かると確信しました。
だって親父が背負っているのは『息子達』なのだから。海軍の偉功やプライドなんて息子達を前にした親父に敵うはずもない。確かに最後の一瞬の苦渋の選択でじーちゃんは情に崩れました。孫の面影だけならおそらくは負けなかった。けれどその孫が唯一飢えていたモノを知っていた彼だからこそ。じーちゃんを折ったのは実の孫ルフィではなく、託され育てたエースだったと私は思う。

ニューゲイト、白髭はどんな息子も、息子と呼んだ瞬間から最後まで皆愛す。そんな親父さんの夢が何だったのか、語られる来週が読みたいのに悲しくて読みたくない。辛くて泣けてくる。家族を持ちたかったのかそれとも仲間を?何だか彼の望みが実はささやかな物だったように思えて予測することすら悲しい気がする。

それでも彼の気持ちは 分かる。それは多分自分が人の子の親になった事による共感であることは否定しない。自分は自分の人生を駆けたから、思うように駆けたからこそ託したい未来は息子達の物で。その息子全てに自由に思いのまま生きて欲しいと願う。その為になら何でも出来る。お前達を阻む物を俺が道連れにしようや そう決めてしまったニューゲイトの心に私はシンクロしてしまった。
息子達の今の気持ちは泣けるだろう
息子達の目の前の運命はきっと過酷だろう
息子達が背負う苦労を自分は助けてやれない
それでも息子達の未来のために今の朽ちかけた自分が出来ることはここにしかない。
だから泣けると言うより同士を観る気持ちだった。
誇りにすら思えた。
じーちゃんの方がまだ冷静に観られた。これは多分自分なら情に負けることを受け入れやすいからだ。
しかし白髭のそれはいつロジャーのように政府に利用されるかわからない危険性もはらんでいる。それでも息子達を守りたいのだ、親父なのだから。

エースは格好良かった。
ただの今までの彼じゃない。苦悩して吹っ切ってそして今の彼があるのだ。だからエースは完全に三日会わなかった男子であるから刮目せざるをえない。幼い頃から人に知られぬようにそれでも消えなかったその苦悩が父と認めた白髭とそして仲間達の命懸けの叫びで身に沁みた。
正直こうなる前までエースはこのまま助かっても滅んでも自分を殺すんじゃないかと危惧していた。そうしか愚考できなかった。
しかし、今からエースはようやく独り立ちするのだろう。
だからどれだけ後ろ髪を引かれても嫌だと叫びつつもおそらくは父をおいて仲間を助けに行くだろう

ルフィも躊躇いつつも行くだろう。
ここで行く選択をしなかったらルフィは次世代を背負えない。


ってこの辺りを短編数編まとめで書きたいって思ってたのに語っちまったよーーーーーーーー!!でもきっと書くけど。うんにゃ、絶対勝手に書くけど。

2010/02/01






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