ネウロ90「0【−】」

先週からやられっぱなしでした。

こう来るだろうなぁと思うんですが、思う以上の衝撃が来ます。
このためにここまでの連載があったのだろうと。
0と1で構成された極めてロジックに見える物体が実は人間が一番どうにもならない部分に取り憑かれて、生死までも操ったとはその引かれて張り巡らされた伏線の大きさに圧倒されていました。
幕引きをヤコに押しつけたHALの耳には届かない叫び。
そして迎えた最後のシーン。
立ち会ったヤコの涙とネウロの無表情が境界明瞭すぎていきなり世界を深くするなんて反則ですよ。


知性と0/1の世界の美にこだわる男とその美しさを備えた滅び行く少女という設定。その知性の高さに引かれました。アヤさんより好きかもしれないわ。
言葉で言う刹那というのは文学、漫画の世界には多く出てきますがこれを数学的に追考しきった作者が切なくて好きです。
クソーーやられてる。

2006/12/22






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