wj281話“デスピア”


命のお礼ってそういえば。エースは川の水でもおぼれるんですね!
能力者だから?金槌兄弟だから?
あれれ?海に嫌われるんじゃないの?ルフィは池で像の水浴びをするイラストがあったぞ???


変な顔の船だ・・・。
大地を切り裂いて登っていくマクシム。
機関の名はデスピア。
見せびらかしたいエネルの船の下で大地に引っかかって動けない船というのは示唆的です。
乗り込もうとするピエールとアイサが話せるのは心網使いだから?まるでナウシカを見る気もしますが、「戦士の決闘を邪魔しちゃいけない」
こう教えたシャンディアの古老達とその心を素直にくみ取って己の上で抱え持つアイサの純粋故の強さが今回一の目玉です。


起こる雷雲を説明したがりの自慢屋エネル君に翻弄される空島の天使達。空島に命ある者全てが怯えて、怒っています。
でもそれはルフィには直接関係はないのですが実力を見せる為に他の人を巻き添えにしないのはルフィのポリシーですからそこに怒ったのだと考えてます。
奇行まで左右する絶対的強者のはずのエネルに対して反撃開始。


うえではルフィの攻撃(ターン!)
新技炸裂にナミさんと皆さんが怒ってましたが、大爆笑ですね。
ルフィが戦っても他の格闘漫画にならないところがワンピらしいところですね。一応人間がその能力を1000%位開眼してますけどそれは仕方がないかなと目をつぶりましょう。

マントラ封じ「ゴムゴムのボー」「ゴムゴムのタコ」「ゴムゴムのタコ花火」
と三つ並べれば確かにエネルの心網は封じられてました。

だって狭い空間に入って何をするかを考えつかなかったし、そのあとのバズーカとライフルは判っていて除けられない普通人の反応。

一回ずつアメフトのように攻守を交代してくれますが、出来るなら今回の戦いはクロコ戦のように4回もやらないで欲しい。これだけは祈ってます。

でも男の子には大受けと見たな。戦闘シーン満載で!

2003/06/23


wj280話“浮上”


エースがお願いされたのはいったいなに?
奴の兄だけにろくな事にはならない予感v

自然体で構えたルフィの前に倒れている男がいます。
人に触られ事すらほとんどなく、先ほどまで無敵を誇った神・エネルです。
ナミさん驚きモードだし。

初めてエネルもルフィに問いかけます。
「何だというのだ?」と。

答えに返された「ゴム人間」が理解できないことからナミの解説が入ります。

“白白海にゴムはない”
そこまでの世間知らずの御ぼっちゃまが世界征服を唄っても今ひとつぴんと来なくなる一コマ。そしてルフィの能力を持っても心網にはかなわない躍動感とのびのびの二ページの乱闘。

でも判ったことはロギア系の能力者は人体を変形できるが、パラミシア系の能力者は原形をとどめる訳だ。悪魔のみの能力が空にも及んでいたのは良いとして、島雲との関係がまだ語られていないから空島は空にあった人なのか、地に在りし人の変形なのかも謎。
らっすーが食べて変形できるんですから考え出すと夜も眠れません(zzzzzzzz)

棒どころか刃物も作れるとあってはルフィの苦手な斬撃も思いのまま。
斬撃が苦手って事はゾロの煩悩鳳は対ルフィ仕様に特訓したのかなぁ??とゾロル方面の歓声が上がってましたがそれは別の話です。


ナミの解説に従って戦いの形を変えるエネル。
雷、打撃、斬撃、壁すり抜け、電熱
本当に空島は芸人戦士が多いですわね。


そして戦闘のさなかだというのに見切ったつもりで予定通り船を動かすエネル。
置いて行かれたアイサと鳥馬ちゃん。

ナミの懊悩は判るんですが、これがナミ一人だったらこの困惑を表に出すようなことはしないと思うんですよね。ルフィが側にいてくれることがどれだけ心強く安心できることであるか。
これはルナミと言うよりはこの船のクルー全員がそうなってしまうルフィの一言。
帽子を渡して「未来の海賊王の仲間がよ・・」
ルフィを見せる舞台その○○回目ですけれどかっこいい!
この漫画はルフィを語るのだと改めて再認識v

何よりもルフィが初めて語った海賊王とは何であるのか、これの方が私にはインパクトが強かったです。

「世界の偉大な海の王だ」

返しの台詞も見事!!言葉を大事にする尾田っちらしい!
「決着を付けようじゃないか、こので。」


2003/06/16


wj279話「海賊ルフィvs神・エネル」


女の子がペコちゃん系でかなりの人が安心した中、こんな素朴な子から惚れられて・・!!と驚愕する声が聞こえます。モテモテそばかすエースお目覚めです。

ビーチでは大騒ぎ。
コニスの声が皆にしみこんだ、と言うよりは皆が判っていたことなのですね。恐ろしさ故に顔を表に上げることも出来ず、空に近いところにいるのに太陽を見られない思いをしてきた。為政者を選べないのは誰の責任なのでしょうか?

事態を一番理解している人がいきなりマッキンリー隊長の中から表に表出してきます。
家族である神隊を心配する人達から向けられた縋りに答えに窮したコニスを助けたのは彼でした。粋なる男気を上げるなんて賛否両論ですが、彼のような立場に置かれたら屈した振りをして時期を待つ。それも男気といえると思います。卑屈であったが故の鬱積した思いが、今までの行動だったと思うと非常に普通に得難い人間だと思います。情けないと語る機会を得られただけ幸せかとも思います。
つくづく尾田先生の伏線は巧い。「一番優しい」と名乗ったのはここで見事に符合します。
それをご都合主義とは言いたくねぇな(笑)


そして戻るコニスの晴れやかな顔。
エンジェルビーチの儚げな笑顔よりもずっと素敵です!額から流れて固まった血の赤さももの凄く綺麗だ。(ゾロみたいに舐めないってば)


そして舞台はマクシムへ。
神を名乗る男が目の前にいます。
ルフィの神の定義は判りませんが「お前のどこが神なんだ!」ルフィらしい台詞です。相手が何者でも全く屈せず己の持つ能力のみで戦う。戦ってみて相手を見極める。
普通はここで一発喰らって終わりなんだけど・・・・予想通りのオチです!
ゴムは非伝導体。
岩盤をも砕く一撃にその唇かよ!!(大爆笑!!!)
並んだピエールとアイサの歯並びが大笑い!しかもこのコマ三ページにわたって見開き正中右上の位置で同じ顔を並べてるんだもの!!(大大爆笑!!!)そして例の顔の直前に駄目押しの4発目も同じようなコマvv


現実の怒ったことを認識できないエネルは更に巨大な力を投入しますが、直接触れてもびくりともしないルフィとその服と最強麦藁。さすがシャンクスから預かった帽子。一億ボルトにも耐えるその強度!!
相変わらず妙なところで理性的にでたらめで楽しいです。

そしてこの顔を描きたかったんだね尾田先生は。(溜息)
連載280話を目の前にしておそらくは渾身のカットですこの一ページエネル。
汗も鼻水も眉毛も最高。

ナミさんの解説は続きます。
エネルの雷の力を無効化する男すなわち天敵。
その一発で傷を受けて横たわってます。

まずは一発決めて頂きましょう!!

この後反撃を喰らっても頼むから三度以上再戦させないでよね。(それだけは懇願)

2003/06/09


wj278話「コニス」


表紙でワンピ同人界しかもホモ&ヤオイ色の濃いエース付近を話題騒然とさせた憎い尾田っちですが、さて、後ろ姿の乙女は果たして・・・?(笑)

敬語で持ち上げて相手の情報を探ってますナミさん!!
峰不二子かマタハリかと言うくらいですな。しかもほいほい喋るエネル。

こういう説明ゴマは相手が女性の方が喋らせ易いですよね。
そしてマントラ自慢の後今後の世界征服計画第一弾「空島落とし」を語るエネル。
その恐ろしさがすぐに脳内に描けて、しかも表に出さない頭脳の持ち主と言えばナミさんしかいません。
でも電波で聞くって耳で聞いてんのかなーー?携帯電話のある世界に来たらかなり大変かと。彼の福耳を見ているとなんか芸の一つもひりだしてくれそうに思ってしまうのですが。

そして・・・v誰の声が聞こえたの?(にやにや)最後までとっておきだけどねv




コニスの命をかけた伝言はまずナミさん直伝ホワイトベレーの顔面にアタックから始まりました。青海からもたらされたこの技に加えてパガヤ号の愛の力もマッキンリ隊長を押しつぶして効果倍増v皆圧倒されてコニスの存在を認識しています。
そしてフレイムバズーカをこの上なく効果的に使い命をかけて伝えられた伝言を語ります。
罵声を浴びせる人のこの上なく独善的、利己的な台詞も石を投げて当ててしまって謝る子供も彼の地の人民がいかに圧制下にいた良き人なのかを語ります。
衝撃的なコニスの発言に現実に直面させられたビーチの人たちは戸惑います。

「私たちが一番よく知っていることは彼が私たちに絶望を与える力を持っていると言うこと」
「動かなければ自分の命は守れない」
「国を捨てる決断を」

これらは尾田先生が現実の世界の戦争に向けたメッセージですね。アラバスタは国を守る為に王女が走る話でした。敵は外から襲ってきて国をむしばんでいったから国を守ることは人を守ることだった。

でも空島では敵は自らの施政者です。縋る相手が自分たちを襲い、絶望を与える。
それならば国など要らない、自分を自分で守る誇りを持った人の命の方が遙かに大切だ。けれどそれをその個人が決めなくてはならない。施政者を選ぶことが出来ないのならその国すら捨てることも厭うことはないのではないか?
と言うメッセージですね。問いかけの形に近いと思います。


もとより、空島の構成はアラバスタで不完全燃焼だった領域の昇華だと思ってます。
戦えなかったコーザの代わりにゲリラとして抗う人々の刃は少なくとも敵に向けられた。
王は信頼されなかっただけでなく前神としてその地位を追われてしまった。
一人一人の描き込みに取られてしまった分を改めて調理し直しているその強かさに最初は舌打ちもしましたが、今は全面的に応援しています。
頑張って下さい尾田先生。



そして一人意識のあるロビン。
アラバスタの墓所で助けられた彼女はルフィの代わりに全員を運んでくれるのでしょう。
彼女本来の性状がそうなのか、ルフィ達に出会って変わったのかそれは今後の書き方で私の解釈も変わりますが、どちらにせよ良い方向だと思います。


そして!!仁王立ちっっっ!!
神を僭称する男の予言を外して見せた男!!
ナミさんのの目が潤んでます。
彼奴が姿を見せたなら安心。これは絶対の鉄則だから。エネルの怖さは一番判っていてもそれでも


「ルフィ!!!」

真打ち登場です。



2003/06/02






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