wj270話“小夜曲(セレナーデ)”

像のシャワーといえば幼い頃の憧れですが(今だと「臭そう」って思っちゃうからね)気持ちよさそう!荷物持ちの鈍くさそうな豹(?)の上の帽子も良い辺りに落ち着いています。

残るは10人と2匹(除、腹の中)という計算のオームさんです。
その大地の上には・・・。ワイパーとゾロが流血してまだ倒れています。ワイパーのモヒカン頭が鬣に見えて何とも不思議な光景ですが・・・・。
ごめんね、新刊はともかく生き残ったシャンディアの連中が草を抜かれるように倒れていく運命は辛いものがありますね。必死で互角。
佳境に入って出た指示に淡々とどうやらフットステップを繰り広げているらしいホーリーが飛び跳ねてスイッチ入れまくってます。試練ってどこに広げても良いんですよね?どこを戦場にしてもホーリーにはスイッチが見えるのかな?心網使いまで仕込んだのか?恐るべしブリーダーの意地。
そしてゆっくり起きあがってきます。さすが剣豪!!信じていたけど心配したよ!だって今回偉く活躍しまくりだもんなぁ。同じく起きあがったワイパーが白荊を“他人の”身をもって確認。生け贄の大羊はそのまま生け贄に。そしてまるで呼応したかのように質問するゾロ。全部片づけたら・・・。たぶん荊は解除されるでしょう?管理人がいないと雲に戻ってしまうでしょう。


そこへ!!!!ワイパーが!こんなシーンを見せてくれるとは思いませんでした!!
そんなにラキは大切だったのかなぁ?戦闘に来ない仲間は守ろうとする気持ちがあったのでしょうか?
走り込んできたラキの後ろに探し求めた姿が、しかも自分とは白荊で隔てられている・・・・。このための白荊か!!と思うくらいのラブストーリー展開ざます。大切にしている女(この場合仲間でも可)を前に手が出せないワイパーがあの憎んでも憎みきらない宿敵エネルに「やめてくれ!!!」ですよ。煩い羊はおまけのオプションですが、いくらワイパーに言われても、カマキリの忠告をずっと胸の中で繰り返していてもそれでも敵を目の前にして手元に銃があれば、それに頼ってしまう人の心理は当然の物。エネルの力を知らなくても(もしくは彼だけはうすうす知っていたかもしれませんが)ラキに「逃げろ!手を出すな!」とは何とも今までのワイパー像を覆す展開です。
その目の前で己の力を見せつける神(なり)エネル。
ワイパーの中で確実に怒りが沸点を求めてうねっていきます。その表の姿があまりに静か故にその怒りの大きさを認識できない羊は一撃で屠られます。
その横で初めて見る神を名乗る男の姿をゾロはまだ量っています。(あれが・・・?)少なからぬ敵と遭遇してその力をそのまま評価できる能力をゾロは持っています。(ただの本能ですがね。)先当時の己の勘は信じてます。


そして!!!!!!!

「まずてめぇの腹の中に用がある。」

!!!!!!!
ありがとう!!目の前の敵よりも!しかも複数いても!!結構手強いからと嬉々として飛び込んでしまいそうなゾロが!!

ナミさん最優先!!!

一緒に飛び込むワイパーと目的は一緒でも所詮ゾロ。
共闘など念頭にありません。
それでこそ貴男だ!!
ここで脳みそを使い出したらそれはもうゾロじゃないし。


その合間に二人に手を出すオーム・ホーリーペア
剣士ゾロとしては、目的(ズバリナミさん!!)の前にはお仕事があることを認識した・・・・・!


ところでどうやら心網とは切り離された空間らしい腹の中。
アイサを守るピエールがね。これはもう男です!サンジがやりたがりそうなナミさん守りやアイサ守りを体現する男!アイサが起きてもまだぐるぐるお目目でその後に頭をさすっているのが何とも可愛い!
貴男も鳥軍団の仲間に認定してあげよう!!

そしてガンさんをみて構えるアイサと叩くナミ。これってベルメールさんに昔やられてたんでしょうねぇ・・。突き破る奴の複線が引かれてからそいつが登場!
ルナミシーンなんだが、ごめんね色気が出せないわ。
ズボンもおかしくなってるし、でも棒と帽子は変わらず持ってるし。そして何よりめそってるし鼻水垂れてるし、このシーンだとつい<迷子、母に会う!>とか<姉弟再会!>に見えてしまうのです。

2003/04/01






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